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上田札幌市長に直接要請‐住宅エコリフォーム補助制度拡充など‐

2014.11.21

 11月12日の午後1時から、札幌市役所10階会議室で「住宅エコリフォーム補助制

度の拡充と木造耐震改修工事補助制度の拡充を求める要請」と「建設産業に働きやす

い環境づくりを求める要請」を上田札幌市長へ行いました。

 当組合からは、松浦執行委員長、工藤書記長らが参加し、札幌市側は、上田市長、

木村財政局管財部長、入江都市局住宅担当部長、大島都市局建築安全担当部長が対応

してくださいました。

 冒頭、松浦委員長は上田市長に日頃のご支援の感謝を述べ、両要請の要請文書を市

長にお渡ししました。委員長からは建設業への若者の入職者が少なくなり、技術的に

もプレカットで加工された材料を組み立てることが主流となり、若い職人は墨付けの

技術を持たないなどの、合理化された現在の職人現場の実態などを説明しましたが、

上田市長は関心を持ってお話しを聞いていました。

 工藤書記長からは、エコリフォーム補助制度の周知のために「広報さっぽろ」に今

以上に大きく掲載してほしい、また耐震診断の現行の費用の10分の9の補助率は、10

分の10にした方が利用者は増えるのではないかなどの提案をするとともに、建設業

界は重層下請け構造のために、下請け労働者の賃金は削られてしまい年収も低く、建

設業に従事している者でさえ、子供には建設業を継がせたくないと考えている状況に

あることなどを説明し、公契約条例の実現の必要性を訴えました。

市長は一つひとつの話に丁寧に耳をかたむけられ、このたびの要請に札幌市としてど

こまで応えられるのか検討したいとの答弁がありました。

sityouyousei         松浦委員長(右から2人目)が上田市長に要請書を手渡す

 

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